半年遅れにデメリットは存在しない

DTCでは、4月と10月の年2回、新卒採用者の入社受け入れを行っています。「学生時代にしか得られないキャリアを楽しむべき」と語った2名の10月入社コンサルタントに、新卒採用で感じている実際をたずねました。

N/ビジネスアナリスト 2015年10月入社
T/ビジネスアナリスト 2016年10月入社

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学生の0.5年は大きな可能性を秘めている

ー単刀直入にうかがいます。なぜ10月入社を希望したのですか?

N 学生生活を欲張りたかったのです。普通の学生より半年遅れで社会人になるというのは、要するに学生として4.5年を過ごしたことになりますが、学生にとってその0.5年は大きな可能性を秘めていると思ったのです。そこで私は、専攻していた国際政治経済学の国際法を勉強するため、4年生になってからフランスに留学しました。といいますか、10月入社を決めたからこそ4年生でも留学できたと言ったほうが正しいですね。

T 僕も留学をするために入社を半年遅らせました。Nさん同様、大学院の最後の1年でシンガポールに行きました。大学院では公共政策を専攻していましたが、日本だけでなく海外でも、どのように政策を立案し、分析しているかを学びたかったのです。しかも、参加したプログラムは、向こうに1年通えば現地の修士も取得できるというもので、非常に魅力的でした。研究に没頭できるプラス半年は貴重という他になかったですね。

ーどのように10月入社を決断しましたか?

N 採用選考の際に相談したところ、むしろ経験を積んでから入ってくださいと言ってもらえたからです。4.5年の大学生活を過ごしたい希望は以前からあったので、就職を希望したすべての会社には同様の質問をしました。しかしほとんどの企業は、その旨を口にした途端、何か大事が起きたかのような扱いになってしまい、これはまずいことを言ったかなと不安になりました。ところがDTCは、この件に関してはわずか10分で確定しました。

T 僕もまったく同様です。留学したい意向を伝えた上で内定をもらえたことが大きかったですね。

学生時代に海外で研究や長期インターンを思う存分できたのは本当に良い経験

-半年遅れの入社に不安はありませんでしたか?

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N 正直なところ、4年生になってからの留学の件も1か月ほど悩みました。同級生たちに出遅れるのではないかと。ただ、せっかく大学に入り、良い先生とも出会えて、やり残しを抱えたまま卒業するのは嫌だったのです。最終的にはその気持ちが勝りました。これは留学先で知ったことですが、フランスで会ったスウェーデンの留学生によれば、スウェーデンは大学の授業料を国が6学期分負担してくれるそうです。そこで学生たちは、せっかくもらえる奨学金を無駄にしないようにと、高校卒業から大学入学までの間に、将来やりたいことを決めるために自由に過ごす人が多いようです。好きな勉強をしてもいいし、どこか旅に出てもいい。その時間を経て大学を卒業すれば25~26歳になっていますよね。そういうことって世界では普通なのだなと気づいて、勇気をもらいました。

T そもそも僕は大学院まで行き、大学時代にも1年の留学を経験しましたから、都合7.5年も学生生活を過ごしてしまいました。当時も不安はあまりなく、30歳になるまでには就職できれば良いと思っていました。

N 30歳まで、という勇気はさすがに持てないな(笑)。

T シンガポールの大学院では、官僚や国際機関で働いていた日本人が多くいました。「若い時にこんな風に色々な経験ができて良いね」と言ってくれる人はいたけど、「早く卒業して早く働いた方が良い」とは誰にも言われませんでした。だから何となく、自分は良い経験をしているし、将来のこのことを後悔しないだろうな、という感覚がありました。実際に入社して思うことは、社会人になってから長い休みを取って、何か一つのことに打ち込むのはすごく難しいと思います。だから、学生時代に海外で研究や長期インターンを思う存分やれたのは、本当に良い経験だったと思います。

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