Through DTC Professionals

世界を視座に、日本を視る

久保島 悠 Yuki Kuboshima /Deloitte Asia Pacific 地域Chief Strategy Officer 兼 Clients & Industry Lead

  • Q1:コンサルタントという職業を選んだ理由は?
  • A1:小中高とアメリカで過ごし、日本や日本企業の在り方を外から眺めたことで、日本を変えたいと強く思い、それが叶うのはこの仕事だと考えたからです。

  • Q2:DTCを選んだ理由は?
  • A2:グローバルで活躍するDeloitteのメンバーファームだった点。世界から日本を変えることができると考えました。

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Deloitteは世界トップクラスのプロフェッショナルファームです。世界150カ国以上に展開するメンバーファーム、そのネットワークを活用すること でグローバル規模でのクライアントサポートを実現しています。メンバーファーム相互の信頼関係も緊密であり、先代のグローバルCEOの表現では「レッド ウッドツリー」という木にたとえられます。カリフォルニアで自生しているこのレッドウッドツリーという木は、互いが一定の距離を置いて育つのですが、それぞれ100メートル以上の高さまで成長する一方で、地中の深いところではお互いの根を絡み合わせて風雨に打ち勝っています。我々Deloitteメンバーファームの関係性をよく表していると思います。

またDTCは、各国のメンバーファームの中で米英に次ぐ3位の規模を有しており、近年では社長の近藤や私を含めた日本のメンバーがグローバルの上級ポジションに就くようになりました。それも相まって、ここまで強力に日本やアジアの考え方を発信できるファームは他にないと言えるでしょう。さらに特徴的なのは、我々のこの力はDTCの主たるクライアントである日系企業へのサービス提供に大きく寄与する、ということです。

国内マーケットが縮小している今、日系企業は世界中に根を張らないと生き残れないことを悟り、経営戦略立案にあたってはグローバルが大前提となっています。にもかかわらず日系企業は世界の競合から遅れを取っています。

それはなぜか?物の見方が依然として日本起点になっているからです。世界における日本はone of themに過ぎません。その事実を受け止め、世界を視座に日本を視ることが重要です。

自分の話をすれば、私は小中高をアメリカで過ごし、異なる文化に触れて育ったことで、ごく自然な形で外から日本を視る目を培うようになったのだと思います。長じるにつれて見えてきたのは、日本あるいは日系企業のグローバルマーケットにおける存在感の薄さです。文化や精神、そして多くの技術面で非常に優れているのに、なぜグローバルで正しく評価されないのだろう。それはある種の苛立ちにも似た疑問でした。

高校を卒業後、私は日本の大学に進学しました。それは、アメリカで育んだ自分の感覚で日系企業をサポートしたい思いに突き動かされたからです。コンサルタ ントという仕事に就いた理由も同様です。数あるコンサルティングファームの中からDTCを選んだのは、グローバルに展開するDeloitteのメンバーファームだったから。日本を拠点にグローバルを変えていくには、他に選択肢はないと判断しました。

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コンサルタントとして多くのクライアントに関わる中で、数多くの経営者とお会いしましたが、日本の経営者は物事をよく考えています。自社の利益を社会全体の発展につなげていくビジョンも描いている。ただ、言語の問題もあるのですが、他者を納得させるような説明が苦手な傾向があり、自分達の持つ強みや深さを国外に発信できていません。

しかし日本が持つ優れた技術やビジネスモデルはたくさんあります。技術面の例としては、たとえば水素の力を様々なエネルギーに活用する技術。官民一体で構築した東京の都市インフラ。安全かつ正確な新幹線のサービス。災害対策に関する知恵と技術。ビジネスモデルであれば海外製品によって窮地に追い込まれた日本の家電メーカーがV字回復を果たしたそのノウハウなど、様々なものがグローバルに対して通用するコンテンツ・アプローチにつながり得るのです。

そうした日本独自の付加価値を、クライアントと共に世界へ発信することにDTCは力を入れています。それは、我々が掲げたスローガン『100 年先に続くバリューを、日本から。』にも表れています。

興味の幅を無限に広げ、世界を見る目を養い、日本というアイデンティティを尊重しながら、混沌とするグローバルの中で日本のリーダーシップを発揮するための基盤を共に創造しましょう。


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