デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 新卒採用

一人ひとりの夢に合わせた、一人ひとりの成長を

人事担当パートナー:長川 知太郎
医薬品・医療機器・製造業界における国内外の主要多国籍企業に対する、事業戦略・M&A戦略立案、組織・業務変革推進のほか、海外展開戦略、グローバルマネジメント改革、海外組織再編の策定・実行支援など、クロスボーダープロジェクトを数多く手掛けている。2019年6月より現職。

Q.今回新たに人事領域のパートナーに就任されたわけですが、まずは意気込みをお聞かせください

A.特に強く思っているのが、何よりも人を大事にするファームでありたいということです。おかげさまでデロイトは中長期にわたって人を育成する姿勢が評価されていると思いますが、それでもまだ完全ではありません。
一人ひとりの個性や強み、あるいは弱みまで活かしたキャリアをデザインし、目標達成に向けたトレーニングを充実させていきたいです。結果として、自分は毎日世界でも最高の環境で働けているという自信、確信を持っていただけるような組織にしたいですね。

Q.具体的にはどのような育成プランを考えているのでしょうか?

A.まず、新人の皆さんにはBA(Business Analyst)Boot Campというプログラムを受講していただきます。ロジカルシンキングやビジネスモデリングなど、コンサルタントとして必要なスキルやフレームワークを徹底的に身につけることができる内容です。このプログラムも毎年進化していて、来年からはシンガポールで現地のコンサルタントたちとチームを組んで、実際に当地のNPOやNGOへのソリューションを提案してもらおうと思っています。
グローバルでの協業の感覚を早い時期に体感することは、長いキャリアの中できっと大きな意味を持つと思いますし、リアルなクライアントに対して提言することの厳しさや難しさも、ここで実感できるでしょう。
ノウハウやスキル以上に、厳しいプログラムの中で能力を最大限振り絞ってもうまくいかない経験や、周りに気をとらわれずに自分の成長やミッションにフォーカスしていく姿勢こそが、BABCで最も身につけていただきたいポイントです。

Q.グローバルでの協業経験は、なぜ重要なのですか?

A.もちろん、グローバル案件がどんどん増えてきていることが大きな理由です。これからのコンサルタントには、豊かな国際感覚とデジタル・テクノロジーの知見は必須ですしコンサルタントとしての幅を広げることにもつながると考えています。
私自身オランダに2年間赴任していたことがあるのですが、そのおかげでアイデアの幅も人的ネットワークもずいぶん広がったと実感しています。
今振り返ると、オランダに行く前は自信満々で独善的なタイプだったので、周囲の方に多大なご迷惑をおかけしていました。
ところが世界に出てみると、異種格闘技戦に出たような感覚で、自分の力がまったくと言っていいほど通用しない。自分が思っていた自分の力はまやかしで、過信しすぎていたんだと気づくことができたのは非常に大きかったですね。
成功パターンがゼロリセットされた中で、試行錯誤しながら新たな価値の生み出し方を身につけていきました。
BABCに限らず、そうした経験をなるべく若いうちに積んでいただきたいと思っています。

Q.自信を喪失した時に、前を向ける人とそうでない人がいるようにも思いますが、その違いはどこにあるとお考えでしょうか

A.自分自身の精神力もあると思いますが、それ以上に仲間の存在が大きいと思います。手を差し伸べてくれる仲間がいるかどうか。これはメンバーにもよく話すのですが、デロイトには君たちのキャリアを助けてくれる賢人が必ずいる、そういう組織なんだと。オランダで自信を無くしていた私に「こういうアプローチはどうだ」とアイデアを授けてくれたのは現地のシニアパートナーでしたし、「長川さんはそのままでいいんだよ」と言って励ましてくれたのは、クライアントの社長さんでした。一生懸命頑張っている人なら、社内にも、クライアント側にも、助けてくれる人はたくさんいます。
そういう仲間の存在があったからこそここまでキャリアを続けてくることができたと思いますし、それはDTCならではの環境だと言えるでしょう。

Q.DTCに求められるのはどのような人材なのでしょうか?

A.求める資質は、大きく分けて3つあります。1つは想像力。こういうものがこの先の世の中に求められるんじゃないか、これが常識だと言われているけどここを変えたらもっと人々が幸せに生きていけるんじゃないか。
夢を見る力と言ってもいいかもしれません。そういうことを想像する、考えること自体が好きだという資質は求めたいところです。2つ目は先ほどの話を逆から捉えればお分かりだと思いますが、利他の心ですね。
助けてもらってばかりではなく、苦しんでいる人には自分から手を差し伸べる。どれほど優秀でも利他の心やチームを大事にする心がない人はDTCには向かないと思います。
そして最後は、自責の姿勢。仮に仕事が上手くいかないことがあったとしても、それは環境のせいだ、不公平だと考えていると、成長は止まってしまいます。
どんな時でも、なにか自分に要因があるはずだと捉えて、自主的に課題に向き合っていく姿勢が大切です。
別の言い方をするなら、自主性を持って自らアイデアやビジネスプランを提示してくれるなら、それを叶えられる環境があるということです。

Q.若手社員と仕事をする上で大切にしていることはありますか?

A.私は若手社員に対してほとんど怒ることがありません。
理由は2つあって、そもそもお互いプロフェッショナルとしてここに立っているわけですから、どれだけ年下のメンバーだとしても私に怒る権利はないと思っているんです。
その人にはその人なりの考え方や進め方があるはずなので、まずはこちらがそこを理解することが大切ですよね。
もう1つの理由は、頭ごなしに怒ったところで相手の行動は変わらないということです。何か問題が起こったとしたら、なぜそうなったのか、元々思い描いていた成果と合っていたのかどうか、それはなぜかという問いかけの中で、自分自身で気づいてこそ次につなげることができる。問いの力で行動変容を促したいと思っています。
ただ、どうしてもこれは違うんじゃないかと熱くなってしまうのは、先ほどお話しした自責の部分ですね。
色々なやり方があっていいのですが、自分自身の力を100%出し切っていなかったり、誰かのせいにしたりしている人には、それは仲間に対してもクライアントに対しても誠実じゃないんじゃないかと強い口調になってしまうことはあります。
ただ、本人が全力で目の前の課題に取り組んでいる限り、私たちも同じく全力で向き合いますよ。