A. 学生時代は、スポーツに熱中していました。私自身もプレイヤーでしたが、どちらかといえばチームの戦略策定、トレーニングやコーチングの責任者として活動していました。全国区で戦うプレイヤーをどうやったら育てられるかを必死に考え、考えた戦略をプレイヤーに実際に納得してもらい、落とし込んでいくというアプローチは、今思えば、コンサルタント活動そのものであり、今の基盤となっていることは間違いありません。特にスポーツはビジネス以上に結果がすぐに出てくるので、本質的な提案とは何かということを肌感覚で理解する最上の経験だったと思います。

A. 正直スポーツに夢中だった私は、恥ずかしながら、どのような企業があるのか、全く分かっていませんでした。とはいえ就職は大事。ですので、私のいつものアプローチで、まずアカデミックから入ろうと、就職活動本なるものを数十冊読み込みました。結論として今の私では就職活動に意味はないと思いました。例えばメーカーであれば「物を作る喜びを語るべき」など書いてあるのですが、当時の私はやったことがないからわかるわけがない。そこで2つだけ条件を考えました。「本当にやりたいこと見つけられる幅広い業種・職種を横断的に経験できる職業」「本当にやりたいことが見つかった時に戦える力が一番身に付く職業」というものです。これに該当したのがまさしくコンサルタントだったわけです。