Q.これまでで一番成長を感じた瞬間はどのようなときでしたか?また、成長に必要なこととはどのようなことだと思いますか?
A. とてもシンプルです。「嫌だな」と思ったことにトライし、やり切った後は間違いなく成長すると思います。人間誰しも易きに流れることは当然なのですが、「ちょっと嫌だな、気が引けるな」ということに対してゴチャゴチャと自己正当化の理屈を考えるのではなく、自分を律してチャレンジできる精神を持つことが本当に重要だと思います。私もよく腰が引けてしまいますが。
Q.DTCで働く魅力はどのようなところですか?
A. 「グローバルで、クロスファンクションで」という言葉を耳にすることがあるかと思います。DTCもまさにそこが魅力の一つです。私がDTCに入社する前は「ふ~ん」ぐらいの印象でしたが、DTCでのキャリアを積むにつれ、そのパワーを実感します。デロイトにはグローバルに様々なファンクションや尖った知見を持つメンバーが多く存在し、「デロイトの総合力を持ってすれば、できないことなどないのではないか?」という期待すら持たせてくれます。
Q.これまでのプロジェクト経験が現在にどのように生きていますか?
A. 個別の知見の積み重ねは、当然ながらあるとして、これまでのプロジェクト経験は、自身のコンサルタントとしての存在意義を確認する上で、大きな意味を持っています。まず初めに、プロジェクトを通して顧客に価値を提供することができないコンサルタントは存在意義がないことを学びます。その後、個々のプロジェクトで成功を積み重ねたとしても、残念ながらクライアントの業績悪化に歯止めが効かない状況を目の当たりにし、コンサルタントとしての限界を感じつつ、業界再編等、コンサルタントという立ち位置でしかできない「クライアントのために」を考えはじめました。これまでの一つ一つのプロジェクト経験が、私のコンサルタントとしてのアイデンティティを形成し、支えています。
Q.就職活動を行う学生の皆さんへメッセージを!
A. どの業界であれ、社会人になれば苦労はつきものです。そのため、耳の痛いことや、ややこしいことも含め、自分へ真剣に向かい合うことから回避してしまいがちです。就職活動期とは文字通り職を探す期間だとは思いますが、これを超え、人生のベクトル設定をする重要な期間だと思います。簡単に答えを出さず、是非ともたくさん悩んで下さい。陰ながら応援しています。